HER NAME IN BLOOD: 概要と歴史
バンドの成立と初期の活動
HER NAME IN BLOODは
2007年に
東京で結成されました。メンバーはボーカルのIkepy(池田 隼也)、
ギターのDaiki(小出 大樹)、
ギターのTJ(田治 久嗣)、ベースのMakoto(石田 誠)、そしてドラムのMAKIです。彼らは結成当初から
メタルコアを基盤としたスタイルを確立し、独特の
音楽性を持つバンドとして知られました。
重要なリリースとイベント
2008年、彼らはBEFORE MY LIFE FAILSとのスプリットEP『FEVER OF LOGIC』をKeep And Walk Recordsからリリースし、これにより初めての注目を集めます。その後、
2009年には「Pump Up The Volume Fest」への出演など、彼らの名声は徐々に広がっていきました。
2010年には1stアルバム『DECADENCE』をリリース。この作品は、バンドの
音楽性をより深く掘り下げるものであり、リリース後には多くのライブイベントに出演しました。特に
2012年には、「PUNK GOES POP 4 JAPAN EDITION」に参加し、レディ・ガガの「POKER FACE」をカバー。これにより、異なるファン層からの支持を受けることになりました。
メジャーデビューとその後
2015年に彼らはメジャーデビューを果たし、さらに活動を広げていきます。特に9月には2nd EP『BEAST MODE』をワーナーミュージックジャパンからリリースし、その後のライブイベントには数多くのバンドと共演しました。この年には、年間70本以上のライブを行い、バンドの存在感を高めました。
変革の時期と活動の自粛
2016年には3rd EP『Evolution From Apes』、さらに3rdアルバム『BAKEMONO』をリリースしますが、同年12月にはドラムのUmeboが逮捕され、バンドは活動を自粛する事態に見舞われました。この影響で、彼らのリリース作品も一時販売停止となります。メンバー間での協議を経て、
2017年に活動を再開。新たにMAKIがドラマーとして参加し、彼らは『BEAST MODE』以降の楽曲のダウンロード販売も再開しました。
最期の活動と解散
2020年には元メンバーUmeboとの共同主催のツアーを計画しましたが、新型コロナウイルスの影響で延期を重ね、最終的に2021年の春に無事開催されました。解散の発表は2021年6月に行われ、7月4日には最後のライブ「LAST DAY - HER NAME IN BLOOD Final Show」を渋谷で行い、バンドは幕を下ろしました。
メンバーのその後
解散後、メンバーは各自の活動に移行しました。ボーカルのIkepyは新たな
音楽プロジェクトに関わり、Daikiは
Crossfaithに参加、TJはCrystal Lakeに、新たに加入したMakotoはThe Local Pintsのギタリストとして活動しています。MAKIは旧メンバーの後を受けて新たな挑戦を続けています。
まとめ
HER NAME IN BLOODはその
音楽性とライブパフォーマンスで多くのファンに愛され、
2016年以降の困難な時期を経て、2021年に解散しました。その影響力は今でも多くのバンドに受け継がれています。